発達障害者 「もうひとつの学校」

発達障害の診断・治療

発達障害の診断・治療の病院規模

発達障害の診断・治療を受ける病院の規模は大きいほうが良いのでしょうか。それとも、小規模な病院の方が良いのでしょうか。

国立病院・大学病院などの大きな病院のメリットは、一般的に発達障害に関する様々な情報量の多さと診断を行うための高度な機器の保有です。発達障害であることの診察の内容は様々で、CT検査など高額な医療機器による診断もあります。しかし、発達障害の受診に至るまでに、他の病院や医師からの紹介状がないと発達障害の受診ができない場合や、受診までに多くの時間がかかる場合があります。また、多くの患者と医師が接するため、受診の際に多くの会話(質問)をすることが困難な場合もあります。

一方、小規模な病院での発達障害の診察は、発達障害の原因などが明確ではないこともにあわせて医師の情報量(経験など)も少なく、発達障害であることの診断や治療についても不安を感じるという意見もあります。国立病院・大学病院などの大きな病院だから良いとか、国立病院・大学病院などの大きな病院の医師だから良いということは不明確で、小規模な病院では力不足であるとか、小規模な病院の医師では力不足ということは不明確であることはもちろんのことで、発達障害の診断・治療病院の規模大きさで良し悪しを判断することはとても難しいです。どちらにもメリット・デメリットはあります。

一人の医師を信頼することは決して悪いことではありませんが、発達障害の原因・治療・対応については、不明確である点が多く、複数の医療機関で診察を受けることが良い場合もあります。発達障害の診察と治療をどう進めるべきか分からないときには、公共の施設である「発達障害支援センター」や「保健所」などで、発達障害の専門医療機関の紹介を受けることもできます。

発達障害の公的支援




inserted by FC2 system