発達障害者 「もうひとつの学校」

発達障害の分類 学習障害(LD)

発達障害 学習障害(LD)

発達障害という言葉から連想されることは、「運動面での障害」が多いかもしれませんが、「学習面での障害」の場合もあります。

学習障害(LD)は、発達障害のひとつの疾患と考えられています。幼いということが理由で発達障害であることに気づかないことが多くありますが、小学校に入学して道徳的にルールと学業的な知識を学ぶ際に疑問を抱き始めることが多いかと思われます。「・・・基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである・・・」とされています。

学習障害(LD)(発達障害)には、いくつもの症状があります。複数の症状が該当することもあります。いくつかをご紹介します。

   ・漢字や単語を覚えるのが苦手
   ・聞き間違いや聞き落としが多い
   ・文を書くと誤字脱字が多く、間違いに気づけない
   ・苦手なことに遭遇すると、気力がなくなり疲れてしまう
   ・整理整頓が苦手
   ・忘れ物、無くし物が多い
   ・相手の気持ちを読み取ることが苦手
   ・説明を即座に理解できない

学習障害(LD)(発達障害)の症状への手がかり

話す、書く、聞く、読むなどの行動が思うように正確に行えないという症状がある学習障害(LD)(発達障害)ですが、視覚的認知能力・聴覚的認知能力が弱いことがあります。

学習障害(LD)(発達障害)であることに気づく手がかりのひとつとして、視覚的認知能力・聴覚的認知能力に着目することが大切です。情報を正確に認識できていないため、学習障害(LD)(発達障害)の症状としてあらわれることになります。覚えられない、間違えるという表現より、情報を正確に受け取れていないことに気づけていないという表現が理解しやすいかもしれません。

学習障害(LD)(発達障害)の「視覚的認知能力」

学習障害(LD)(発達障害)においての視覚的認知能力とは、目から入る情報を正確に把握することが難しいことです。

線の向きや長さの違いなどに気がつけないということがあります。そのため、文字が間違っていても気がつかないこともあります。

学習障害(LD)(発達障害)の「聴覚的認知能力」

学習障害(LD)(発達障害)においての聴覚的認知能力とは、音の発信源の特定や音の区別することがむずかしいことがあります。

音という情報を正しく受け取れていないことがあります。聞こえていないというわけではなく、聞き取れた音でも違う形に認識されているという症状が学習障害(LD)(発達障害)にあると考えると理解しやすいかもしれません。

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