発達障害者 「もうひとつの学校」

発達障害の診断・治療

発達障害診断・治療の「神経科」「精神科」「心療内科」

発達障害の診察・治療には「神経科」「精神科」「心療内科」が関係してきます。「神経科」「精神科」「心療内科」は、似ているようにも異なるようにも思われますが、本来発達障害の診察・治療には、どの科がベストなのでしょうか。また、「神経科」「精神科」「心療内科」の差は何でしょうか。

発達障害診断・治療の「神経科」

人間の体内には多くの神経が存在しています。物が手に触れたという感触も、神経伝達物質の力を借りて神経を経由して脳に伝わり自覚されます。発達障害の原因については明確ではないのですが、何らかの神経系のトラブルという考え方もありその点で、「神経科」に通院する可能性があります。

発達障害診断・治療の「精神科」

発達障害について周囲の人々に相談することをためらう人も少なくないのではないかと考えられますが、病院に通院する際、「精神科」に通院というと更に周囲の人々の不安を増加させるイメージがある人もいるのではないでしょうか。「精神科」とは、名称の通り身体的な疾病ではなく表面上では分かりづらい精神的な疾患に対する医療を行う科です。「精神科」の扉を開けるには、少し勢いが必要と感じる人もいるようで、「心療内科」との名称でクリニックを開業している精神科医もいるといわれています。

発達障害診断・治療の「心療内科」

「精神科」と「心療内科」は、言葉としては大きく異なるようにも感じますが、どんな医療をする科なのかを考えると「精神的な疾患の治療の場」というイメージが多いようです。文字から判断できるように「精神科」は、身体的な疾患ではなく精神のトラブルに対する専門です。「心療内科」はというと、「・・・内科」ですから身体のトラブルに対する専門です。しかし、「心療」という文字もつきますから、大きな差はないと考えても良いのかも知れません。

「神経科」「精神科」「心療内科」であるから必ずしも発達障害の専門とは限りませんで、発達障害診断・治療が可能な「神経科」「精神科」「心療内科」での診断と治療が必要となります。

発達障害の公的支援




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