大人の発達障害
発達障害という文字からも、発達期に発達障害である「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」などの症状があらわれることが基本的ですが、発達障害の症状に気づかず発達障害の症状のひとつひとつを性格のひとつとして受け止めている場合があります。
近年「発達障害者支援法」が施行されました。また、テレビドラマの題材として発達障害である「アスペルガー症候群」などが取り上げられることも少なくはなく、幼稚園・保育園や学校の先生から指摘を受けることもあり、早期に発見されることもありますが、特に幼い時期には個々の特性であるのか発達障害であるのかを判断することも難しく、大人になるまで気づかないことも多いです。
大人の発達障害とは、一般的に大人になってから気づいた発達障害のことをあらわしています。
大人の発達障害に気づくとき T
学生時代には、家族や先生など周囲の援助があり発達障害であることに気づかない場合でも、就職をして自立する時期に発達障害であることに気づくことがあります。環境が変わることで症状が出始めたと考えられることは全くないわけではありませんが、発達障害であることに気づいていなかったということが多いようです。
いわゆる「空気が読めない」「何度も同じことを指示されても定着しない」「ひとつのことに執着すると他のことに気がまわらない(優先順位を決められない)」などを上司や先輩社員に指摘されたりすることで大人の発達障害ではないかと気づくことも多いようです。
大人の発達障害に気づくとき U
学生時代でも発達障害であることに気づかず、社会人を経験しても発達障害であることに気づかず、結婚をして気づく場合もあります。
正確には結婚して子供が産まれ親になり大人の発達障害であると気づく場合もあります。子供を育てる中、様々な知識を蓄えます。周囲の保護者との交流などもあり発達障害という知識を得て、我が子の発達障害に気づきます。
そして、我が子の発達障害の症状を自分自身が経験していたり心当たりがあるなど、保護者も大人の発達障害であるということに気づく場合もあります。