発達障害者 「もうひとつの学校」

発達障害の原因・治療 自閉症 原因・治療 C説

発達障害の原因・治療 自閉症

発達障害について以前は日常生活の中に原因があるのではないかという偏見が多くありましたが、遺伝子に関する研究が進歩して発達障害の原因の根幹は、遺伝よるという見解もされています。

脳からの情報が往復する神経回路に何らかの原因があり、情報が正確に伝わっていないことが発達障害の症状を引き起こしているという見解もあります。

いずれにしても、発達障害の正確な原因は分かっていないため、治療法についても判断が難しいです。神経の情報伝達物に関する薬での治療もありますが、副作用がありますので難しいのが現状です。

自閉症(発達障害)の原因は
ミラーニューロンにあるとする説


自分自身が行動するとき、また他人が行動するのを見ている状態の両方で活動する神経細胞で、他人の行動を見てまるで自分自身が同じ行動をとっているかのように鏡のような反応をすることから名付けられたミラーニューロンといわれるものがあります。同時期にカリフォルニア大学の研究グループ、スコットランドのセントアンドリューズ大学の研究グループが、自閉症(発達障害)の特徴である対人と接する際の共感の欠如、言語障害、模倣が上手くできないなどが、全てミラーニューロンの機能不全と同じ特徴を持つとの説を発表しました。

自閉症である子供は模倣の際のミラーニューロン領域の活動が比較的低く、自閉症スペクトラム障害を持つ成人の脳では、健常な成人と比較してミラーニューロンに関係しているとされる領域に解剖学的な違いも発見されています。この点から自閉症(発達障害)の原因はミラーニューロンの欠如によると考えられるとしていますが、証明はされていません。

発達障害の公的支援




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