発達障害者 「もうひとつの学校」

発達障害者 「もうひとつの学校」

学習環境対応(不登校・進学)

「学習障害(LD)」「注意欠陥/多動性障害(ADHD)」「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」などいくつかの分類がある発達障害ですが、「学習障害(LD)」に限らず、学習面での壁があります。日頃の学習面・生活面からの影響で、不登校になる場合もあります。例えば、担任の先生とのトラブルや友達との関係でのトラブルに不登校の原因がある場合もあります。誰が問題なのか、何が問題なのかを探ることも必要ですが、時間が経過することによってトラブルが悪化することも考えられます。場合によっては、トラブルの発生している場を離れることも必要かも知れません。発達障害であると考えられる子供たちとのトラブルの多くは、本人に自覚がない場合が多いです。何が原因なのかが分からずトラブルになると回避することもできません。不登校になり、より学習が困難になるより、その場を離れることも必要かも知れません。また、できるだけ接点を少なくする必要があるかも知れません。対人的な問題については、その場を離れることが難しいことも少なくないですが、学習面での対応については、「個別学習塾」「個別予備校」や「通信教育」という方法もあります。「個別学習塾」「個別予備校」や「通信教育」は直接不登校とは関係ありませんが、学習面と対人面を分離することで不登校を緩和することができると考えられます。不登校になる原因は様々ですが、再び学校に戻るチャンスを逃す原因のひとつに学力の差は考えられます。学力対応の環境を整えることで、「不登校を避けること」「不登校復帰のチャンスを逃がさない」ことに役立ちます。

小学校・中学校という義務教育を終えるとそれぞれの道へ進みます。日本では多くの子供たちが、高校・専門学校・大学へと更に進学していきます。発達障害による学力の差や人間関係が原因で進学を諦める場合もあるのではないでしょうか。学校での担任の先生や塾の先生・周囲の人々の力も借りて、希望の進学先へ進学することがベストですが、希望が叶わず閉じこもってしまうこともあるのではないでしょうか。将来的に考えても、最終学歴が持つ力が現在でも決して弱くない日本国内において、高校卒業資格は必要と考える方も多いのではないでしょうか。様々な原因(マイナスなイメージばかりではない原因)で生徒が集まる通信制の高校などもあります。通信制の高校を選んだことで、「自分を含めた周囲の人々を大きく変えた」という子供達も少なくないようです。

発達障害の公的支援




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