発達障害者 「もうひとつの学校」

発達障害の原因・治療 自閉症 原因・治療 A説

発達障害の原因・治療 自閉症

発達障害について以前は日常生活の中に原因があるのではないかという偏見が多くありましたが、遺伝子に関する研究が進歩して発達障害の原因の根幹は、遺伝よるという見解もされています。

脳からの情報が往復する神経回路に何らかの原因があり、情報が正確に伝わっていないことが発達障害の症状を引き起こしているという見解もあります。

いずれにしても、発達障害の正確な原因は分かっていないため、治療法についても判断が難しいです。神経の情報伝達物に関する薬での治療もありますが、副作用がありますので難しいのが現状です。

自閉症(発達障害)の原因は
シャンク3(SHANK3)であるとする説


フランスのパスツール研究所のチームが、フランス国立医学研究機構およびスウェーデンのヨーテボリ大学と行った共同研究で、自閉症(発達障害)に関係する遺伝子を発見したことを発表しました。

神経細胞組織の接続に中心的な役割を果たしている遺伝子(シナプスの構造を作るたんぱく質の1つ)を脳内で発見して「シャンク3(SHANK3)」と名付けました。3家族から発達障害のある5名(自閉症(発達障害)またはアスペルガー症候群(発達障害)と診断された者)を対象者として研究を行った結果、度合いは異なるが特徴的な欠失を発見しました。また、自閉症(発達障害)だが言語障害はない1人の患者からは、二重構造を持つ「シャンク3」が発見されました。

しかし、研究チームは「シャンク3で自閉症(発達障害)の全ての症状を説明できるわけではない」と警告して、「主要な社会的障害についてある程度説明ができるかもしれない」と述べるに留まっています。

発達障害の公的支援




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